「本帰国」という長い人生の夏休みの終わりまで残り二か月を切ってしまいました。
振り返りたいこと、記しておきたいことはたくさんあるのですが、
今日は「もし中国学科の後輩に留学をすすめるとしたら」という観点で、
私の中国・上海・復旦大学での休学自費語学留学についての振り返りを書きたいと思います。
多くの中国学科の学生が
「留学に行きたい…けど、どこに行ったらいいんだろう」と
悩むことが多いと思うので、個人的な意見を記していきます。
(台湾の知識はあまりないので大陸に絞ります)
- 学習年数で考えてみる
①2年後期、3年前期、3年後期で留学に行く場合
日本人が少ないところ、という観点で選ぶのもあり、
より中国っぽい中国を感じることが出来る北京や東北を選ぶのもあり、
その他、成都・重慶・アモイ・武漢・西安などもたまに外大生で行く人いますよね。
でも学年が低い子達ってやっぱり旅行経験も少ないし、
ネットだけだとわからないこともたくさんあるから、
気になる地域に留学していた先輩・先生に話を聞きまくるのがいいと思います。
あと、もし私がもうちょっと若いときに留学しているんだったら、
たぶん東北を選んでいたと思います。
やっぱり上海は都会過ぎるから、
もし就活のことなどまだ考えなくていい2年、3年のときだったら、
もっと中国にどっぷり浸かれる北方に行っていたかもしれないです。
あとは中国政府の奨学金も第一志望が通ることもあればそうでないこともあるので、
もし奨学金で行く人がいるのなら運にもよるのかもしれません。
②3年と4年の間で休学して留学に行く場合
やっぱり上海とか広州とかかなあ。
もし将来中国と関わって働きたいと思うのであれば、
日本人の駐在の人に話を聞いたり、
上海では毎年10月にキャリアフォーラム | CFN(CareerForum.Net)という内定直結型の合同説明会があるので
そういうのに参加できることも大都市の魅力だと思います。
あと大学によってはOB会の上海支部などもあり、
半年に一度ほどOBOGさんと留学生の交流会を開いてくださります。
中国学科出身で大学のときから中国に親しみ、
今でも専攻を生かして働いていらっしゃる先輩とお話しするのは本当に刺激になり、
ありがたい機会でもあります。
確かに復旦大学には日本人留学生が多いけど
(語学生・本科生・研究生すべて含めてwechatのグループチャットには200人弱の日本人が加入しています)、
優秀な人も多いし、また企業から派遣されて語学を勉強している社会人もいるので、
人との出会いには非常に恵まれているのではないかなと思います。
日本人が多い、少ないということに関して、
自分が求める環境は自分しだいでいくらでも作り出せると思うので、
私はあまり気にする必要はないのではないかな、と考えています。
- 発音で選びがちだけど、本当にそれで決めていいの?
あと声を大にして言いたいのが、
発音がきれいだからという理由で北方を選ぶのだけはやめたほうがいい、
ということ。
(交換の枠しかり、うちの大学の北方びいきはちょっとどうかなと思う部分もある…。)
南方も確かに方言で話してたりするけど、
標準語はほぼ100パーの人が話せるわけで、
そり舌がちょっとないくらいなんてすぐ慣れるし、
あと自分も影響されてそり舌なくなるという事態には
(そういう発音を目指さない限り)
おそらくならないので安心してそこは考慮に入れなくていいと思います。
そんな感じで最後に復旦の紹介をしたいと思います。
復旦大学の私たちが勉強するキャンパスは
上海のちょっと北のほうにある杨浦区という区の中にあります
。上海っぽいキラキラしたエリアからはちょっと遠い(10kmくらい)けれど、
大学のすぐ近くの駅でもある五角场という場所は
杨浦区の中ではいちばん栄えており、デパートも4つほどあります。
復旦大学国際文化交流学院(留学生向けの学部)
复旦大学国际文化交流学院(ICES)是复旦大学对国际学生进行中国语言文化教学的专门机构,学院师资力量雄厚,是全国首批四个对外汉语基地之一。学院长期招收汉语长期进修生、短期进修生、普通进修生(中国文化与社会及中国经济与商务两个方向)、汉语言(对外)专业本科生,以及对外汉语教学方向的硕士研究生。
経済班というコース
为满足已经具备中级及以上汉语水平的留学生短期内迅速了解中国经济、商务文化环境的需求,国际文化交流学院专门为国际学生开设中国经济与商务进修专业方向。项目旨在通过商务汉语和经贸知识等课程,在短期内使留学生了解中国经济法规、政策和风俗习惯,适应中国市场环境,提高运用汉语进行经贸活动的实际能力。
基本的に授業をしてくれるのは外国人に中国語を教える専門の先生たちなので、
口語と作文以外の授業は経済や貿易専門の先生を外から招いて授業をしています。
ある程度中国語の基礎があって、
商社とか物流を考えている子にはこのコースはすごいおすすめできます。
そんな感じで、
ぜひ留学を考えている後輩たちにはどんどん先輩を使ってほしいと思います。
私も質問などがあれば出来る範囲で答えたいです。