中国語専攻五年目

神戸市外大中国学科五回生。2017/2-2018/1復旦大学国際交流学院。中国語と中国が好きな自称エッセイスト。

高雄での出会い

2018/9/4-13
今回の旅(台湾一周旅行)の思い出を今から記します。
しょうほうさんとていせいさん、またの名を錫口人、との出会い。

以下はさきほどのメッセンジャーでのやりとりの一部分です。

锡口人「我們三個是最後離開這間民宿的背包客」
我「希望你们能享受在停驳过的最后一个晚上」
锡口人「恩恩 我們等等喝完酒要去做個舒服的愛」
要去做个舒服的爱ってなんだこの素晴らしい中国語!我も做个舒服的爱したい(やかましい)

そしてちょっとビデオ通話しようと言ってくれて二人の顔を見てまた泣く。

①彼らの話。

彼らは高雄のホステルのやとわれオーナーで、台北松山区から来ている。 
最後の最後に「想听我们的故事吗?」と聞かれ、#錫口人 という名前でさすらいのフィルムカメラマンとして活動しているカップルであることを知る。
「讲故事」という表現は日本語で「お話をする」ということになるけれど、日本語にはなかなか「私達の話を聞きたい?」という表現はなく、故事を讲しがちな中華圏の人たちが本当に好き。
私も比較的故事を讲しがちなタイプだけど、よく「また語りだした〜」と言われるので、中華圏を好きな理由は故事を讲することに寛容であるのが理由の一つだと思いました。

②錫口人 という名前の由来。

昔松山区は錫口と呼ばれていたけど、日本政府が地方改正したときに偉い人がこの地域を見て「松山に似てる!」と言って、松山区という名前になったらしい。
二人が二年前くらいに出会って、仕事しんどいなあ、やめたいなあ、新しいことしたいなあ、一緒に旅をしよう!となったとき、
自分たちの出発点を大事にしようということから、昔の名前をとってそのような名前をつけたらしい。

③彼らと過ごした三泊

本当は二泊の予定だったけど、まさかの花蓮までの切符がうまく買えなかったこと、彼らといるのがあまりにも居心地がよすぎたので、延泊することに。
この時点で台湾東部を1日で駆け抜けることが決定し、以环岛为目的の行程になる。
はぶくんに言わせれば「花蓮経由で台北に行くようなものだよね」。

【映画】
日本の印象を教えてくれた中で印象的だったのは「もちろん礼儀正しいとか、清潔とかそういうのはあるけど、プレッシャーの中でたたかう中で産み出された芸術作品がすごいと思う」とようなことを言っており、
僕はこういう映画が好きと言って『100円の恋』『悪女花魁』『告白』『冷たい熱帯魚』『嫌われ松子の一生』を挙げており、
中国語で言うところの“极致”だと思う、と言っていた。

日本に行ったことがないのに、ないからこそ、こういう映画を好きだと言う人は珍しくてこういう着眼点もあるのかと思った。
私も开心麻花ばかり見てゲラゲラ笑ってないで日本独特の暗い感じの映画をもうちょっと見ようかなぁと思いました😂
セデック・バレ』『霸王别姬』の話もちょっとして、有名どころなので見てて当たり前かもだけど、苦しみながらゼミを受けたりしてよかったなぁ、と思ったりもした。

【音楽】
ブルートゥーススピーカーでかけていた音楽が毎曲心地よかった。
山下達郎マック・ミラーとブラー。絶対Suchmos好きだろうなぁと思ってかけたらめっちゃ好きだと言ってくれたので、
Suchmosを聴き、ウォッカ=雪碧を飲みながら(中国っぽい)へんてこ踊りゲーム(他の人がビートに合わせて踊りだしたら次の人は前の人の動作に足して動作をするのを繰り替えす)をした。

あとは変な日本語を教えるという外国人との交流あるあるの中で、
彼らが唐突に「ワタシの 性器ハ 大きい デス」と言い出したので「ワタシの おちんちんハ 大きい デス比较好」と言っておいた。
台湾人がよく使う幹!も教えてもらった。

はぶくんは言いました「まちをすきになるってむずかしいけどいいことだよね いいひとに出会えるとぐんとすきになる気がする」。
久しぶりにこんなに居心地がよい人・場所に出会って本当に本当に嬉しい。私の今回の旅はこの人たちと出会うためだったのじゃないかとさえ思う。

ので、今、最高に高雄ロスです。

花蓮にて。