散文と中文

神戸市外大中国学科卒業。復旦大学国際交流学院留学。中国語と中国と共に生きる自称エッセイスト。

中国留学:村上春樹『騎士団長殺し』を受け取るまで


月曜日から授業が始まりました。
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時間割はこんな感じで、案外午後に詰まっているので楽かと思いきや、午前にも用事があるためちょっと大変です。健康的な生活をしています。

 

今週はかわいい後輩が遊びに来たり、神戸にいるときに知り合って今は上海で働いている中国人に南京料理をごちそうしてもらったりして文章を書くまとまった時間がなく、もう木曜日になってしまいました。

日々思うことはたくさんあるのに、流れていってしまっているのが残念です。今日は道の真ん中でハグをしている中国人のカップルとを見たすぐあとに、道の真ん中で交尾している野犬を見て、愛情表現すら日本とは異なることに面白みを見出しました。

 
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 神戸から、かねてより頼んでいた村上春樹の新作が届きました。日本に住んでいる中国人で村上春樹好きな知り合いの方などはすでに朋友圈でつぶやいており、楽しみで仕方がありませんでした。まだ一巻の途中なのですが、長編二冊はやはり読み応えがあります。

読んでも読んでも文章があるのが、まるで食べても食べても完食しない中国のご飯のようで、楽しみが長く続くことの幸せを噛み締めております。週末はWifi設備がやっと整った自室か、暖かければ大学の広い広い前庭で続きを読もうと思います。

 

さて今回は中国の宅配制度について書きたいと思います。

なんとなく聞いてはいたもののよく理解していなかった『荷物ってどこで受け取れるの?!』問題。去年までは大学の寮のメインロビーにほっぽりだされていたみたいなのですが、その制度はどうやらなくなったようです。

中国では一般的に、各家庭へ宅配するのではなく、このように道にぼすんっ、っと放り出して、配送担当者がお客さんにショートメールを送るか電話して、今ここにいるから取りに来てという感じです。
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以下の写真は、まさに担当のお兄さんが依頼状に書かれている電話番号にショートメールを打っているところです。
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このような日本とは違う制度のため、本を受け取るまで大変でした。宅配担当者と電話しても聞き取れないし、ぜんぜんショートメール来なかったし…でもなんとか次の日の午後にショートメールが来て指定された場所に行くと無事に受け取ることができました。

 

同じ日に、予約していた暗恋桃花源のチケットも受け取ったのですが、こんな感じでショートメールが届きます。
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訳  万象物流(中国にも運送会社が幾つかあり、その中の一つです)荷物は今北区の道路の向かい側にあります!このメールを見たらすぐに取りに来てください。メールを受け取った方は返信をお願い致します。

 

いま日本で問題になってるヤマト運輸も、このくらい、どーんとした気持ちでアマゾンの荷物をそのへんにばらばらばらっと置いてみたらちょっとは負担が減ったりしないのかな。

 

今日は上海はいいお天気でした。北京にいる中国人の友人に聞いたら、北京もいい天気だよ、なんでか知ってる?と聞かれました。答えは、两会(全国人民代表大会全国政治協商会議)が明日から始まるから、だそうです。APECブルーみたいな感じかな?

 

終わり。まめに更新できるようにがんばります。