散文と中文

神戸市外大中国学科卒業。復旦大学国際交流学院留学。中国語と中国と共に生きる自称エッセイスト。

旅行:失われた感受性と創造性を取り戻す四国一人旅①

一日目 2022/05/27

大阪駅5:11発のJRで三宮に向かい、6:25のバスで徳島へ来た。家を朝5時前に出ているわけだが家を出てから徳島までの記憶があまりない。誇り高きロングスリーパーでもある私は、普段は寝ている時間での移動、なんでしんどい旅行をしているんだ(泣)いやこんな限界旅行も私らしいじゃんと自問自答を繰り返す。

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神戸三宮の神姫バス三宮バスターミナルから徳島駅までは約2時間半で3,400円。早く予約すればちょっとお得に買えたらしい。

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北海道の当別町というまちにいた頃、中学校、早い子は小学校高学年くらいからJRで50分くらいかけて札幌に遊びに行っていたのをよく覚えている。今はJR北海道もどんどん切符の値上げをして毎回帰省するたびに高くなっていっている気がするが、昔は確か大人が620円(当別-札幌)だった。あのまちにはゲームセンターもマックもミスドもなくて(スナック街にあるあやしくてめっちゃ高いカラオケはあった)、公園で遊ぶか友達の家でゲームをする以外、ある年齢になると札幌に出て遊びたいと思い始めるものなんだと思う。

徳島の子どもたちもきっとそんな感じで、四国から出てみたいと思ったとき、まるで冒険のような気持ちで三宮に出るのではないか。三宮からのバスに揺られながらそう思った。知らんけど。

田舎出身なのでこういう幼少期にどういう環境で生きていくか(特に地理的に)ということに非常にコンプレックスのようなものを抱いていて、もし将来子どもができたら関西に住んで関西圏の濃ゆく素晴らしい文化を浴びて育つというのはとても良いことなのではないかと思う。

徳島駅に着いて、JR四国の路線図ファイルが売っていたので買った。路線図を印刷して持ってこようと思っていたけど忘れていたので、ちょうど良かった。帰ってからも使えるし。

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徳島〜阿波池田「剣山3号」はボロめの古き良き車両って感じだったけど、阿波池田〜高知「南風3号」はアンパンマンラッピング電車だし車両も新しい。

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今回は「四国アフターDC満喫きっぷ」を使って三日間でJRを乗り倒す予定。アプリでデジタルチケットを使っているけど、趣がないなぁ。紙にすればよかった。今日はこれから高知市のひろめ市場でお昼ご飯を食べて、足摺岬まで。2食付きのちょっと良いホテルを取ったので楽しみである。

そもそもなんで突然四国に、という話はまた次の記事で。