散文と中文

神戸市外大中国学科卒業。復旦大学国際交流学院留学。中国語と中国と共に生きる自称エッセイスト。

雑感:某地方都市への出張

 

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先日、中国地方のとある都市へ出張に行った。

海があるまちだったので、夜ご飯を食べる前の時間に「夕陽を撮る」という名目で浜辺に出ることにした。

ザ・夏の気候に負け、ついつい100均で麦わら帽子とビーチサンダルを買ってしまい「出張先で麦わら帽子とビーサンで海をうろうろするOLたち、多分なかなかおらんやろなあ」と思いながらも、同僚と二人で少しだけ海に浸かってぱちゃぱちゃしたりした。

ところで「その土地をよく歩いて、その土地のものを食べて、飲んで、その土地を自分の目でちゃんと見て自分なりに解釈することで初めてプロモーションができるから」と言うのが会社のえらいひと(超現場主義)の口癖で、今回の出張もその考えのもとで同行させてもらっている。いろんなところに行かせてもらえるのが本当にありがたいことだと思う。

今回、今まで行ったことのなかったところの観光プロモーションに携わるということで、実際にいろいろと見て回ってみたけれど、正直地方創生とかインバウンドとか観光立国とか、そういうの口で言うだけは簡単だけどいくら自治体が予算つぎ込んでもそもそも雀の涙だしホンマに何かが変わるのかなって思ってしまった。

観光施設が受け入れ態勢を整えるには、私たちの力って微々たるものなんちゃうかなぁって。地方は、日本語がわからない外国人が旅行するのあまりにもハードル高いなと思う。

日本の観光をもっともっと伸ばしていくために、官ができること、民ができることそれぞれがあるけれど、私が所属している組織で、自分のところまで落とし込んで、できることを考えていきたい。もう少し落ち着いたら、近隣のまちと合わせてファムトリップを提案したいな。