散文と中文

神戸市外大中国学科卒業。復旦大学国際交流学院留学。中国語と中国と共に生きる自称エッセイスト。

日常:六本木放浪記

https://www.instagram.com/bar.boozer/

常宿の近くにヒューガルデンの樽生を置いているバーを見つけて二日連続で行った。

舞鶴市出身のオーナーと、ヒューガルデンの話とか北海道とか大阪とか写真レタッチの話とかをした。常連さんからは中上健次とか長谷川卓の小説がおもしろいという話を聞いた。

 

出張するたびに六本木という地を少しずつ知って好きになる。

これから特技を聞かれたら、「ぶらぶら歩いている時に、行きつけリストに入れられる良さげなお店を見つける」って答えようと思う。

 

次こそ、朝7時から空いているおしゃれカフェ、クロワッサンがすごく美味しいパン屋さんに行って朝活をしたいなあ。

 

f:id:rishizi:20231103113312j:image

 

f:id:rishizi:20231103113326j:image

 

f:id:rishizi:20231103113334j:image

 

f:id:rishizi:20231103113155j:image

雑記

名前すら、どこで出会ったかすら分からない人がFacebookにもLINEにもWeChatにもいて、不思議だなと思う。人生のいろんな段階で、いろんなところで、いろんな人に出会うけれど、実際に長く続いていく関係性は、あまりにも奇跡的。

 

f:id:rishizi:20231103112541j:image

写真は、思わず撮ってしまった東京のオフィスから見たきれいな夕焼け。普段オフィスにいない分、美しさが沁みる。

 

三連休。こもって書き物をする。

 

日常:十三放浪記

十三に引っ越しました。十三に引っ越すと言うと大抵の人が「え?大丈夫?」となる。

でも十三はめちゃめちゃ温かい街です。飲み屋も多いし、北海道料理屋さんもあるし、淀川散歩もできるし。

今までは天満、天六が大好きでもうこれ以上最高の街はないんじゃないかと思っていたけど人の適応能力ってすごいなと日々感動している。

何より「なまらぴりか」という北海道料理屋さん。礼文島のトレイルマップがお手洗いに貼られているその居酒屋は、自分が道産子であることの誇りをあらためて思い出させてくれる。ママは私の実の母の一個上の年で、私と同じ歳のお子さんがいるらしい。大阪のお母さんである。もう大阪に住んで長いので阪神ファンらしい。

医療大の移転の話やうめはんの北海道物産展で何が美味しいかというような話をしながら飲む黒霧島のお湯割は美味しい。

あとはウイスキーがたくさんあるバーとか、十三で中国人の友達とご飯を食べる時は絶対行く四川料理屋さんとか。

f:id:rishizi:20231001104618j:imagef:id:rishizi:20231001104622j:imagef:id:rishizi:20231001104612j:image

f:id:rishizi:20231029112551j:image
f:id:rishizi:20231029112555j:image
f:id:rishizi:20231029112533j:image
f:id:rishizi:20231029112546j:image
f:id:rishizi:20231029112538j:image
f:id:rishizi:20231029112542j:image

 

tabelog.com

tabelog.com

tabelog.com

旅行記:4天3夜香港深圳 Day3

f:id:rishizi:20231016162356j:image

深圳のカフェで、隣の席に上野千鶴子の『女ぎらい』を読んでいる女の子がいて、よっぽど話しかけようと思ったけど、迷っているうちに他の席に座ってしまって話しかけられなかった。中国でも上野千鶴子は有名なんだろうか。

旅行記:4天3夜香港深圳 Day2

香港と深圳に行ってました。今回は旅遊特区ビザ編。

 

自分が旅行オタクという意識はあんまりなかったけれど、あの独特の空間でビザが発給された瞬間の異常な興奮と、結局今回の旅を振り返るとハイライトは特区旅遊ビザの取得だったことを考えると、私も旅行オタクの仲間入りができたのではないかなとちょっと感じました。

f:id:rishizi:20231029110336j:image

f:id:rishizi:20231029110647j:image
f:id:rishizi:20231029110700j:image
f:id:rishizi:20231029110656j:image
f:id:rishizi:20231029110643j:image
f:id:rishizi:20231029110400j:image
f:id:rishizi:20231029110652j:image
f:id:rishizi:20231029110405j:image

 

ビザ取得に関しては最初から最後まで勝手にこちらのサイトにお世話になりました。深く御礼申し上げます。あと個人的には香港と深圳のあいだのところに行くまでの行き方がややこしく、下のnoteの記事もすごく参考になりました。

www.shenzhen-fan.com

note.com

ちなみに私はやっぱり中国大陸ラブで、香港、台湾は好きだけど文化には熱烈な興味を持てないので、香港旅行に関しては結構適当な感じで行ったら、電圧変換器が必要なことを忘れていて2日目の香港→深圳の移動はスマホと自分のPCとipadapple watchと会社PCがほぼバッテリー切れの状態で移動していました。どうなることかと思った。怒られるので小声ですがビザ発給待ちのところでコンセントお借りして充電させていただいておりました。。。どこで学んだのかもわからない図太すぎる旅行スキルを120%発揮してました。

 

あといつもはAmazonSIMカードを買っていたが今回は期間も短かったので楽天モバイルの海外ローミングを試してみることにした。楽天モバイルローミングだと、深圳にいてもどうやらVPNなしでLINE, Instagramなども快適に使えた。

network.mobile.rakuten.co.jp

旅行記:4天3夜香港深圳 Day1

f:id:rishizi:20231019170829j:image

 

久しぶりに中華圏、そして大好きな中国大陸に足を踏み入れたので、思ったことをざっくばらんに書いていこうと思う。

出発日、新阪急ホテルから朝5:40のバスで関空に向かった。
バス待ちの列で、荷物を預けるときの整理券を受け取るときに、アジア系らしき観光客が「エアアジアなんだけどT1/T2どっちかなぁ」と前の人に聞いていた。前に並んでいた日本人は英語で「たぶんT1ちゃうか」と答えていてそのままバスに乗ってしまった。彼女は荷物をバスの下に預けるときに結局T2行きの整理券を受け取ってしまい、まだ心配そうだったから話しかけることにした。
「中文ok吗」と聞くと大丈夫だったので、いろいろ話していると、エアアジアのクアラルンプール行き、朝9時前のフライトだということがわかった。

「多分T2はLCCだけだからT1だとは思う」みたいな話をしても心配そうだったから、バスに乗ってからネットで検索してT1なことを確かめてそれを伝えた。

バスの運転手に「この人T2の荷物札受け取っちゃってて、ホンマはT1だったみたいなのですが大丈夫ですかね?」と聞くと、「荷物を一回取り出すので、T2で一回降りてまた乗って」とのこと。一声かけるのがややこしそうだったので「私もT2だから降りる時一緒に降りよう」と言ってひと段落。

その後の雑談でお決まりの「あんたどこの人?」と聞かれて「日本人で中国語勉強しているんです」という話をする。「中国語うまいねぇ」を聞いてまた少し自尊心がくすぐられるところまでがいつもの流れ。彼女は一人で旅行に来ていたらしい。マレーシア人の一人旅は初めて見た。

T2に着いて一緒に降りて係の人に説明したら、係の人もよくわかってなくて「ちょっと待って!」みたいな感じでキレ気味になってて、ああこういうところだよな、と思った。日本人は融通が効かないし突発的な出来事にあんまり強くない。

逆に訪日外国人はあんまり分かっていない状態で質問をしたりするため得たい答えが結局得られなかったり、悪気は全くないけれど通常のオペレーション以外の対応を求めて担当者にキレられて嫌な思いをする、というのが今回以外にもよくあるパターンなのではないかと思う。

そういえばこのあいだも居酒屋でマレーシア人(中華系)の家族が隣の席に座って、ドリンクはhot waterがほしいと頼んでいた場面に遭遇した。でも日本はあまりhot waterを置いていないし英語があまりできない店員さんもお客さんの要求が理解できなくて、そもそもワンオーダー制みたいなところもあることをお客さんも理解しきれていなくて、意思の疎通できてなかったからちょっと通訳したんだった。


ちなみに今回は香港航空に初めて乗ろうと思ってせっかく往復香港航空でとったのに、フライトの時間が変更になって微妙な時間だったので行きはpeachにした。peachの朝便はガラガラで隣に誰も人がいなかった。最近いつもピークシーズンの北海道⇔大阪に乗ることが多くてほぼ満席だったので先日のチェンマイと言いわりと余裕のある機内は旅行者側にとってはありがたい。
前香港に行ったのは2015~2016年の年越しで、そのときもpeachに乗ったけど、確かすごい混んでた。

 

今回の旅のハイライトである旅行特区ビザの取得と、疫情后4年半ぶりの中国についてはまた別に書こうと思う。