散文と中文

神戸市外大中国学科卒業。復旦大学国際交流学院留学。中国語と中国と共に生きる自称エッセイスト。

旅行記:4天3夜香港深圳 Day1

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久しぶりに中華圏、そして大好きな中国大陸に足を踏み入れたので、思ったことをざっくばらんに書いていこうと思う。

出発日、新阪急ホテルから朝5:40のバスで関空に向かった。
バス待ちの列で、荷物を預けるときの整理券を受け取るときに、アジア系らしき観光客が「エアアジアなんだけどT1/T2どっちかなぁ」と前の人に聞いていた。前に並んでいた日本人は英語で「たぶんT1ちゃうか」と答えていてそのままバスに乗ってしまった。彼女は荷物をバスの下に預けるときに結局T2行きの整理券を受け取ってしまい、まだ心配そうだったから話しかけることにした。
「中文ok吗」と聞くと大丈夫だったので、いろいろ話していると、エアアジアのクアラルンプール行き、朝9時前のフライトだということがわかった。

「多分T2はLCCだけだからT1だとは思う」みたいな話をしても心配そうだったから、バスに乗ってからネットで検索してT1なことを確かめてそれを伝えた。

バスの運転手に「この人T2の荷物札受け取っちゃってて、ホンマはT1だったみたいなのですが大丈夫ですかね?」と聞くと、「荷物を一回取り出すので、T2で一回降りてまた乗って」とのこと。一声かけるのがややこしそうだったので「私もT2だから降りる時一緒に降りよう」と言ってひと段落。

その後の雑談でお決まりの「あんたどこの人?」と聞かれて「日本人で中国語勉強しているんです」という話をする。「中国語うまいねぇ」を聞いてまた少し自尊心がくすぐられるところまでがいつもの流れ。彼女は一人で旅行に来ていたらしい。マレーシア人の一人旅は初めて見た。

T2に着いて一緒に降りて係の人に説明したら、係の人もよくわかってなくて「ちょっと待って!」みたいな感じでキレ気味になってて、ああこういうところだよな、と思った。日本人は融通が効かないし突発的な出来事にあんまり強くない。

逆に訪日外国人はあんまり分かっていない状態で質問をしたりするため得たい答えが結局得られなかったり、悪気は全くないけれど通常のオペレーション以外の対応を求めて担当者にキレられて嫌な思いをする、というのが今回以外にもよくあるパターンなのではないかと思う。

そういえばこのあいだも居酒屋でマレーシア人(中華系)の家族が隣の席に座って、ドリンクはhot waterがほしいと頼んでいた場面に遭遇した。でも日本はあまりhot waterを置いていないし英語があまりできない店員さんもお客さんの要求が理解できなくて、そもそもワンオーダー制みたいなところもあることをお客さんも理解しきれていなくて、意思の疎通できてなかったからちょっと通訳したんだった。


ちなみに今回は香港航空に初めて乗ろうと思ってせっかく往復香港航空でとったのに、フライトの時間が変更になって微妙な時間だったので行きはpeachにした。peachの朝便はガラガラで隣に誰も人がいなかった。最近いつもピークシーズンの北海道⇔大阪に乗ることが多くてほぼ満席だったので先日のチェンマイと言いわりと余裕のある機内は旅行者側にとってはありがたい。
前香港に行ったのは2015~2016年の年越しで、そのときもpeachに乗ったけど、確かすごい混んでた。

 

今回の旅のハイライトである旅行特区ビザの取得と、疫情后4年半ぶりの中国についてはまた別に書こうと思う。