国慶節です。
5月くらいからあまりにも書くことを放棄し続けているのですが、最近またいろんなひととの出会いがあって、わたしにできる数少ない社会貢献の一つは発信することなんじゃないことなんじゃないかなあ、と思ってまた書くことにします。
今日は、中国語を専攻している(留学前~)学生が基礎をある一定まで伸ばし終わって、さてここからどうやってのばしていこうかなというときにおすすめの学習法について記したいと思います。
中国では主にwechatを連絡手段としていることは皆さんご存知だと思うのですが、そのなかの公众号(公式アカウント)が非常に便利であることはご存知ですか。
各会社の商品紹介から、イベント案内、ブログやエッセイを投稿する場、大学の学部紹介、部活紹介、ひいてはyoutuberのような人が個人ページを解説し、60秒程度のボイスメッセージを送るだけのもの、などなどあるのですが、その中で中国語学習者にお勧めなのが、
名文紹介のアカウント。
これのなにがすごいのかというと、ほとんどが音声付で、シャドウイングの練習に最適なのです。内容としては、だいたい10~20分程度で、ほとんどが人生や恋愛に対する考え方や、作家が書いた小説やハウツー本の一節などなど。
『10点读书』『365读书』がおすすめです。
これが文章の内容。毎日送られてきます。
「彼があなたを愛しているか愛していないかはこれを見れば一発」
「習慣があなたの一生を決める」
「一緒にいて心地よい人と一緒にいましょう」など…
こんな感じで音声ボタンを押すと音声が再生され、文章を見ながら音声に合わせて読むことができます。
母語で見てみるとちょっとうさんくさいけれど、中国語だとなぜかかっこよくすてきに見えてしまうから不思議です。
もともとわたしはこの手の中国語の抽象的な物事や人生論などを語っている文章を読むことが結構好きなのですが、人生について熟考しながら中国語を伸ばすことができるこの方法はまさに一石二鳥ではないかと思います。
うちの大学の語学文学コースに、 新闻联播を音だけで聞いてから文章を読んで、さらに先生(外大OBで外務省にいるO田先生)の解説を聞くというものすごい授業があるのですが、その授業でも先生が 新闻联播のシャドウイングをおすすめしていました。
その先生は、今でも通勤時間に毎日新闻联播を聞いているそうです。
中国のニュースを勉強したい人にはこちらもいいかもしれません。
中国語は数多くの外国語の中でもとにかく音からはいるべき言語だと思うので、初心者でも中級者でも高級者でも、シャドウイングをするのが一番効果的なのではないかと思います。
わたしも一年生のときはリカワンの音声をききながらぶつぶつつぶやきながら通学したり、二年生のときは中国人や先輩に録音してもらった音声をききながら語劇の長台詞をひたすらぶつぶつつぶやきながら通学したりお風呂でもつぶやいたり、とにかく怪しい人でした…。
それにしても語劇では足を引っ張りまくって、せりふ覚えも悪いし演技もへたくそで、泣きながら練習してたなあ(老害)