緊急事態宣言の発令と同時に私も在宅勤務となり、週末もスーパー以外出かけることのない生活が続いています。ここぞとばかりに自分磨きだ!人生の棚卸しだ!そうだ、読書だ!ワーワー…というような風潮もあったりしているけど。。。私のKindleには積読が溜まっていく一方です。
さて、中国に関する情報というのは今は昔に比べてそれはそれは集めやすくなっていて、各種中華圏SNSやアプリ(ラジオや動画、ニュースなどなど)、スマホやパソコン一台があれば直接中国人が話している、使っている生の中国語に触れることができます。その気になれば日本にいながら、非ネイティブばかりがつどいがちな語学留学よりも良質な環境で勉強することができるのではないかと思います。
一方で、日本人や日本語ネイティブの目線から見た中国というのもすごく面白くて、中国とこんな関わり方があるんだなぁ、人それぞれ中国に惹かれている理由というのは全然違うんだなぁと思います。私は日本語での中国関連情報はTwitterや36Kr Japan | 中国No.1スタートアップメディア日本版で集めることが多いのですが、いわゆる日本人の「中国クラスタ」と呼ばれる界隈が本当に狭い世界で、とりあえずTwitterで誰かしらをフォローしているといろいろな情報が流れてきます。
そんなこんなでTwitterでおすすめされていた本というのはとりあえずついついAmazonでポチってしまうので、積読がかなり溜まっています。。。前置きが長くなりましたが、私が一昨年くらい〜今年にかけて読んだ・読んでいる本を数冊紹介します。
- 重慶マニア: 人口3000万人を超える世界最大の市 (地方都市マニア)
- Pen(ペン) 2018年 9/1号[いま最も知りたい国 中国最新案内。]
- 辺境中国:新疆、チベット、雲南、東北部を行く
- 中国手仕事紀行 (雲南省・貴州省)
- TRANSIT(トランジット)46号 中国四千年の食をめぐる旅 (講談社 Mook(J))
- ワイルド・スワン 上下巻合本版
- セレモニー (日本語)
重慶マニア: 人口3000万人を超える世界最大の市 (地方都市マニア)
重慶に魅せられた日本人の方がただひたすらに重慶のおすすめをジャンルごとに「○○マニア」とまとめて書き連ねている重慶の観光ガイド。火鍋や観光スポット、鉄道、重慶に関連する映画、歴史など…重慶初心者からディープな重慶まで全て知ることができる内容です。私も次に重慶にいく前読もうと思っています。笑
Pen(ペン) 2018年 9/1号[いま最も知りたい国 中国最新案内。]
中国の基本的な知識がQ&Aで書かれていたり、アジアのシリコンバレー・深セン特集やデザインの発信地としての杭州が紹介されていたり、当時できたばかりの北京のMUJI HOTELが掲載されていたり。中国に行きたくなります。
辺境中国:新疆、チベット、雲南、東北部を行く
去年の夏に研修で二か月東京に住んでいたとき、本の街・神保町の三省堂書店本店に初めて行きました。そのとき興奮しすぎて三冊くらいまとめて買ってしまって(ビジネス本とライオンキングの映画の前売り券付きパンフレット)、その中の一冊。イギリス人のジャーナリストが自分の目で見た中国の「辺境」での体験を述べている本で、外国人がこんなところに行くこと自体大変なんだろうなぁというエピソードなどもあります。ボーダーツーリズム | 国境観光を楽しもうという言葉があることを最近知ったのですが、まさに文化の違いを楽しめる一冊だと思います。私もまだ見ぬ中国を探しに、辺境に行ってみたいです。
日経新聞にも記事が出ていました:
中国手仕事紀行 (雲南省・貴州省)
インスタもされているみんげい おくむら(@mingeiokumura)のですが写真と語り口が大好きすぎて、本もすぐに購入。器の話はもちろん、食事の描写が本当に素敵でとにかく雲南省や貴州省にいって、ひたすら酒を飲んだり麺を食べたりしたくなります。白酒ハイボールがおいしいようなので、今度実践してみたい。
TRANSIT(トランジット)46号 中国四千年の食をめぐる旅 (講談社 Mook(J))
中国のありとあらゆる食文化にまつわる話が書かれています。食の歴史、食に関することわざ、地方別の種類、麺や餃子や中国でしか食べない独特の食べ物などなど…中国語が分かっても、わからなくても楽しいと思います。
三体
日本語版が出たときかなり話題になったのを覚えています。流行に便乗して買ってみたはいいものの、もともとSFが得意ではないのと長いのとでへとへとになりながら読了。
ワイルド・スワン 上下巻合本版
文化大革命の時期を生きた筆者が、母の回顧の話を元にして書き上げたノンフィクション作品で、英語で出版された原版の日本語版。衝撃的ですが、ある意味客観的な事実として知る文化大革命の何十倍もの重さで理解を深めることができる一冊だと思いました。
セレモニー (日本語)
中国で発禁の王力雄「大典」の邦訳「セレモニー」読了。ふるまいよしこ氏のメルマガで知りずっと読みたかった1冊。共産党建党記念日の準備が進む中国を舞台にした完全監視社会と感染症パニックを描く政治SF。折しも来年の党建党100周年を迎えたこの時期に読むと背筋が凍るが、読み出すと止まらない。 pic.twitter.com/p1JFpdDQZB
— 今村優莉 YURI IMAMURA (@JCyouli) April 11, 2020
このツイートを見かけてから買おうと思っている本。まだ読めていないのでとりあえずぽちります。
いろいろまとめていたらただひたすらに中国に行きたいという気持ちが募って仕方ないですが…早く世界が元どおりになることを祈っています。みなさまもどうかご自愛くださいませ。