散文と中文

神戸市外大中国学科卒業。復旦大学国際交流学院留学。中国語と中国と共に生きる自称エッセイスト。

中国ドラマ:『隐秘的角落』(The Bad Kids)を観ました。

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最近、中国で話題になっていたサスペンスドラマ『隐秘的角落』(The Bad Kids)、やっと私も観終わったので、感想などをまとめてみます。

まずは予告編。

参照:愛奇芸(IQIYI)のYoutube公式チャンネルより

 
ネタバレのないようにしているつもりですが、見る可能性がある方はもしよければドラマ観終わった後に読んんでいただくことをおすすめします・・

  • あらすじ

www.tenpura88.com

主人公の朱朝阳(ジュー・チャオヤン)(上)は学年で成績が1位の秀才で、いわゆる”聞き分けのいい子”。まじめすぎる性格か、学校に友達が全くおらず、浮いた存在であった。両親が離婚し母親と生活をしており、父親は新しい家庭で子供もいるためか、たまに会う仲。そこに昔の友達严亮(イェンリャン)が小さな女の子普普(プープー)を連れて、訪ねてきた。この2人、実は孤児院から脱出してきて、身寄りがない。久しぶりに友人と再会し、嬉しくなる朱朝阳。3人は次第に仲を深めていく。ある日この3人で山登りをすることになり、途中記念撮影をした。自宅に戻り撮影した動画を見返すと、なんと後ろの崖から老夫婦を突き落とす男を見つけてしまう。通報すれば孤児院戻りとなってしまうため通報もできない。そこで3人はせめてその男を見つけ出し、”忠告”しようとするのであった。ところが男を見つけ出したことが、様々な事件の幕開けとなっていく――。

すでに出ているブログからあらすじを拝借。

主人公の3人の子どもの演技力が爆発しています。朱朝阳めっちゃ顔かわいいし絶対将来イケメンになるタイプの顔です・・物語がこんな感じで始まって、そこからどんどんややこしくて恐ろしいことが連鎖されて起こっていきます。

j.people.com.cn

同ドラマは全12話で、回によって約30分から50分と長さが違う点は注目に値する。一話一話どれを取って見ても、複雑に絡み合った一つのサスペンス作品となっており、いつも肝心なところで謎が深まり、それが完全には明かされないままその回が終わってしまう。そんなストーリー展開も、見ている人をおもしろいと感じさせる一因となっている。 

 人民網も記事を出している通り、中国のドラマって1本30分とかでだいたい30~40話を超えるものが多いイメージなのですが、これは1本ごとが長くて12話完結なので、1本1本がかなり濃厚で、しかも1話の最後には必ず「えええそこで終わるの!」という終わりかたをします。

続きが気になる終わりかたなのだけど、心臓に悪くて一気には観られない感じ・・(ここだけの話、ハラハラしすぎて何話か先回りでBaiduであらすじ調べたりするというチートもしました)

『欢乐颂』『亲爱的!热爱的』など何も考えないで観れるのほほん恋愛ドタバタコメディ(?)に鍛えられてしまったお花畑の中国ドラマ脳には厳しいものがあります。笑

 

  • 感想

嘘やよからぬことは往々にして雪だるま方式でどんどん悪い方向に進んでしまうものであり、出来事の発生過程を辿るのにそもそもの責任はどこなの?結局誰が悪いの?ということがパッと言うことができないことが多いです。

このドラマもまさにこんな感じで、観ていて目を塞いでしまいたくなるようなシーンも多く、『パラサイト』を思い出しました・・

あと、何が怖いかってオープニングのアニメーション!私は続きが気になりすぎてすっ飛ばしていたのですが、ここにも伏線が存分に貼られているみたいなので、もし観られる方は是非チェックしてほしいです。

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  • 結末の推測が大流行中

正直、一回さっと観ただけの感想だと「思っていたより悪くなかったな」って感じでした。でも、ネタバレ投稿などを観ていると目に見えているものだけが正解とは限らないです。という感じでいろいろ結末推測がなされています。

中国語ですが、このへんを読んでいて個人的にまじか・・となったのでよければぜひ。完全にネタバレです。 

zhuanlan.zhihu.com

www.zhihu.com

ちなみに、余談ですが『知乎』というのは中国版Yahoo!知恵袋で、ユーザーが知識層だったりお金持ちが多いらしいです。

ウイスキーの貿易をしている中国人の友達が言っていました笑、おすすめウイスキー関連の投稿している人を見つけて、そこから連絡取り出したりするらしい)

 

  • 张颂文(主人公の父親役)は長いこと売れない役者だった

主人公の朱朝阳の両親は離婚していて、父親は再婚して娘も生まれている複雑な役。

ドラマが広東省の湛江というところで撮影されていて、张颂文も広東省出身のため方言がバンバン使われていました。

味のある顔が私は結構好きなのですが、全然売れていなかったらしくて昔は生活のためにツアーガイドとか演劇科の先生とかやっていました。

受けるお芝居の仕事を選べるようになったのは、2017年くらいかららしいです。

mp.weixin.qq.com

 

  • 「笛卡尔」は、『我思う、故に我在り』の人だった

ja.wikipedia.org

重要伏線の一つとして熱心に討論されている「笛卡尔」は、デカルトという哲学者でした。たぶん『我思う、故に我在り』が一番有名?

作中で使われているネタとしては、若干事実と異なる部分もあるみたいですが…。

tech.sina.com.cn

 

  • 原作『坏小孩』

www.99csw.com

原作をここから無料で読めます(中国お決まりの抜け道ガバガバ著作権度外視の無料コンテンツたち)。

原作の設定がいろいろドラマ版とは違うところがあるのと、ドラマの結論がわりと難解なので、原作を読んであーそういうことだったのかと答え合わせ的な感じで読むと、二度ゾクゾク感を味わえると思います。

 

  • ちょっとネタバレ?キーワード

童話、デカルト、炭酸飲料、日記

このへんに注目していると面白いかもしれません…

 

  • 「一起爬山吗?」

「一起爬山吗?(一緒に登山に行きますか?)」という言葉は、この悲劇の全ての始まりとなるセリフなのですが、これが中国SNS でやたら流行っています。笑

mp.weixin.qq.com

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安定の御家芸・WeChatスタンプ
  • 今日の編集後記

中国のアプリを使う場合、動画サイトなどで動画が見れない時はいわゆる「逆VPN」を使うとうまくつながる場合があります。たぶんIQIYIも必要だと思います。

穿梭Transocks-海外华人看剧追番听歌加速器

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  • Chengdu Fobwifi Networks Technology LLC
  • Productivity
  • Free

apps.apple.com

play.google.com

あと、動画の埋め込みに関しては、1つ目が権利の関係でうまく直接埋め込めなかったので、弄了半天、Dropbox経由でちょこちょこhtmlをいじって載せています・・

参考:【Youtubeを使わずに】Dropboxからサイトに動画を埋め込む方法 | ゆずゆろぐ。

 

如果是你,你会选择相信童话还是真相?

読書:尾原和啓著『モチベーション革命』

雨が止んで、青空が見えている大阪の日曜日。麗しき午後です。

先週くらいから『モチベーション革命』という本を読んでいて、昨日やっと読み終わったので、備忘録を兼ねて今日も読書日記を書きます。

 

  • 『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』について

いわゆる”ミレニアム世代”の働く人たちはなぜ”上の世代”の働く人たちのような「24時間戦えますか」と言わんばかりのテンションで働けないのか?彼らとなにが違うのか?これからの働きかたはどうあるべきなのか、ということを書いています。

本の中では私たち世代のことを「乾けない世代」と読んでいて、その定義がどんぴしゃりすぎてKindleでマーカー引きまくりです。

いわば「乾いている世代」である上の世代のモチベーションは「国」や「社会」を動かし、支えていくという「大きな枠」で作り上げられてきました。

一方、「乾けない世代」のモチベーションは「家庭」「友人」「自分」という、「小さくて身近な枠」で作り上げられています。

なぜなら、上の世代がある程度社会を作り上げてしまったので、「乾けない世代」は「すでに作り上げられた社会」の上に立たされているからです。

 ー本文より

 今の世代は、生きがいを追い求めたり、自己表現できることや尊重というものを結構大事にしているのかな?と思っていて、だからただ仕事を上から押しつけられるだけだったりするような会社にいると、もう死にたくなったり自分ってなんなんだろうというような人生迷子モードにもれなく突入する(傾向にある)のです。多分。

上の世代では、別にやりたいことなんてなくても、与えられたことをこなして、人より良い結果を出せればそれで十分成功できました。・・・しかし今は、「何が楽しいの?」「何をやりたいの?」ということを常に問われ、すべて自分で決めていかなければいけない時代です。・・・ 右向け右で、固定された目標に向かって歯をくいしばって頑張る人よりも、好きなことに夢中でいつも楽しそうな人のほうが、魅力的になっていきます。

ー本文より

一方、モチベーションを見失っている「乾けない世代」の多くは、自分の幸せを構築する要素が「意味合い」や「没頭」であるにもかかわらず、今の仕事のなかにそれらを見出せていない状態なのかもしれません。

ー本文より

ライフワークとか、生きがいとかそういう言葉がよく語られるようにもなっていて、言って仕舞えば贅沢な時代になったわけだなぁと思う。

本の中では「生きがい」「ライフワーク」についても述べられています。

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日本語がそのまま英語になった「ikigai」という概念
  • 読もうと思ったきっかけ

社会人も大阪在住も今年で二年目、やっとのことで転職先の環境にも慣れ始めたと思ったところでコロナ禍が襲いかかります。まるで別の世界軸に来てしまったかのごとく、令和になってからつくづくひどい世の中だ。

仕事にも大なり小なり影響は出ていて、これからどうしよう、どんな心境で仕事や人生に向かい合っていけばいいんだろう…と24歳にして人生の迷子。そんなときにすがれるような本を見つけて即Kindleにダウンロードしました。

そしてTwitterでは奇しくもこんなつぶやきを見つける。

これだ!と思いました。自己啓発はいろんな人がワーワーといろいろおすすめをしているけれど、おすすめをとりあえず結局買ったところで自分の実感がないので、血となり肉となることはない。そのかわりに、自分の課題とかこれはどうなんだろう〜っていうことを本を読むことで解決できるんだったらそのほうがいいよねという。

小説とかエッセイはその時その時で得る感想が違うから、また別だと思っています。おもしろい小説はいつ読んでもおもしろいし、自分の好きなものをはっきりさせてくれるような気がするから。

  • 自分の進むべき道を信じること、またの名を自己肯定化

※苦節二十四年、最近はちょっと煽り気味?のタイトルを付けがちだったり内容だったりで大変申し訳ございません。

こういう本を読んで鼻息を荒くして「ふむふむ!これは取り入れよう!」と思うこともたくさんある反面、今の自分の進みかたー好きなものをとことん追求していくことーが間違っていないと言うことを自分で肯定してあげる、納得してあげることも大事なのかなぁと思います。私なりの自己啓発本を読むメリットは、内容によっては無理やり自己肯定できること。笑

「中国と関わって生きる」というざっくりとした「私のやりたいこと」。大企業での駐在も駐妻も現採も国際恋愛も今のところあんまり縁がなさそうですが、最近はぼんやりとなりたい自分が見えてきたりしています。というかもともと自分の中にある大切にしていることを、うまく言語化できていなかったり認識できていなかったりするので、方向性が定まっていない。

というか、最近は「言語はただのツールじゃん」ってよく言われて久しいですけれど、もうこの際言語を武器にして仕舞えばいいじゃんって。思ったりするわけです。

www.xinpianchang.com

これが私の「中国語と私」における原体験。熱くて暑かった、大学三年生の夏。

 この辺に関しては、また改めてもう一度記事を書ければいいなぁと思います。「語学先行型」である外大生としてのキャリアに関するコンプレックスを、いつまでも引きずりながら生きていく。

  • 社会人二年目の自分へ

とはいえ、もしあなたがまだ新社会人ならば、まずは目の前の仕事をひたすらにこなし、集中することを優先してください。・・・ もちろん、好きなことがすでにあるなら、それは慌ただしい新卒時代を生き抜く支えになります。好きなことを見つける作業も、楽しいひとときになるでしょう。普段の仕事のなかでも、だんだんと自分の得意なことの芽が見えてくるでしょう。「生きがい」の芽を見つけるのは早いに越したことはないですが、それを仕事にしていくプロセスで焦る必要はないのです。「生きがい」を磨いていく人生は、一生かけて作り上げていくものです。

ー本文より

 最後のほうに出てくるこの文章を読んで思い出したこと、それは、みんな大好きな伝説のテキスト『理香と王麗』に出てくる「慢慢来,别着急」というセリフでした。笑 どの文脈で出てきたのかは全く覚えていないけど…。

text.asahipress.com

  • 人はそれをアマプラ課金勢と呼ぶ 

さて。Kindleといい、Audibleといい、本当にAmazon様様です。最近は相変わらずたまにジョギングをしているのですが、AmazonのAudible(朗読サービス)を聴きながら走るっていうのもありかな〜っていうのを画策中。なんかめっちゃ時間を有効に使えるばりばりキャリアウーマンみたいになれそうです。

日記:2020年の折り返し。いまからここから

24歳の誕生日を迎えたり長い長い自粛をしたりしている間に、気がついたら2020年という一年が今日で折り返しを迎えました。今日も完全に自分語りの記事ですが。。。中国ウォッチャーブログへの道はまだまだ遠そう。

 

 

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あいだみつを日めくりカレンダー。

今日のタイトルの由来。たまたま留学の前に東京駅のすぐ近くにある= 相田みつを美術館 Mitsuo Aida Museum = で日めくりカレンダーを買ったことをきっかけに、留学の最初の一か月なぜか相田みつをのことばを勝手に翻訳してました。笑 懐かしい。 

rishizi.hatenablog.com

  • ポストコロナの近況報告

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最近の自宅バーの様子

さて、 最近は何をやっているのか?と言うと、来月数年ぶりに受けるHSK6級の勉強をしたり、8月に受けるインバウンド実務主任者認定試験 の対策をしたり、お花を飾ってR&Bなんかを流しながら一人でお酒を飲んだり、走ったり自炊をしたり部屋を掃除したり。

アレルギー性結膜炎に悩まされてメガネ通勤を余儀なくされたり、お腹が痛いときがひどすぎてついに低容量ピルを服用するようになったりした以外はおおむね健康に生きている。

ただ、ここ二か月くらいは新型コロナの影響もあってなかなか年初に立てた計画を実行できなかったり、自分の生き方ってこれでいいんだろうか・・ともやもやしてモチベーションが上がっていないのが現状でした。高校時代から(正確に言えば小学校のときに出会っていた)の知り合いで、生き別れの妹かと思うくらい考え方が似ている一つ下の友人とLINEしていると

今は目の前のことをしっかり見つめて、淡々とこなす時期なのかもね!

 と言ってくれたので、そうだ人は誰にだって停滞期というものがある、と思い直して、開き直って最近は生きています。めくりめく激動の世の中で、どんどん時代についていけるようアップデートしていく人たちを見て、焦っている自分がいるのだと思う。

(余談ですが、北海道出身の作家・大崎善生孤独か、それに等しいもの』に収録されている『八月の傾斜』という短編があって、内容とは意に反した使い方で恐縮ですが”ひみ語”として”うまくいかない時期”という意味を指して”傾斜”という言葉をよく使っていました。今はまさに”傾斜”だと思っています)

 

  • 2020年上半期の振り返り

コロナよ、失われた三か月を返せ!!!!!と言いたいところですが、過去は変えられないので。そんなこんなで六月末、2019年の12月31日に書いた日記を振り返りながら、下半期の過ごし方をちょっとだけ考えます(ツッコミを赤色小文字で書いてます)。不言実行も超かっこいいけど、有言実行もいいよね。

社会人2年目で年女で2020年という節目の年。大躍進したい、しなければいけないという思いだけはとてつもなくある。2019年は自分にとってたくわえる年だという位置づけがあったので、いろいろ見て感じた2019年の経験をいかして、強くなれたらいいなと思う。

何かの折に触れて自己分析をするときに毎回書いているかもしれないけど、本質に触れられることや、あまり苦労をいとわないこと、経験がわりと多いこと、物事の決断が早いこと、流されないこと、ドライなこと、ぶれないところ、わりとひょうひょうとしていることが自分のいいところでほかの人と違うところだなと思っている。そのほかにもたくさんあるし、悪いところもまあいろいろあるけど(頭に血が上りやすいところとか、適当すぎるところとか)。最近そういうEQとかこころの話とか品格とかの話をすることがいろいろあったのでけっこう思うところがある。

90后が活躍する時代に。

これを成し遂げたいという具体的な夢がないので最近よくないなと思っているけど、より洗練された、知性がある女の人に、けど話してみたら思ってたより熱くてツンとしていない女の人になりたい。行きたいところ、やりたいこと、始めたいことをどんどん始められるような一年に、一番得意なことや道すじをはっきりする一年にする。それにしても紅白はけったいな茶番が多いなと思ってしまう。美空ひばりのAI再現はすごいなと思って令和を感じた(?)。
帰省の感想としては、弟がいろいろ歌手を知っててすごいなと思った。あとは子供が大きくなった家族って余裕が生まれてきていいなと思った。

ビジネスよりの人間になりつつあるけど、うみだすことのよろこびを知っていたり心が豊かなひとであり続けたい。(そうなんだよなぁ。クリエイターにはなれないかもしれないけど、なにかをつくるひとへの憧れというのが半端じゃなく強い)

常に自分を高めていかなければいけない意識を持つこと。

 

■目標
・与えられている仕事を完璧に、当たり前のことを当たり前にやる。
・常に相手の期待を上回る。
・ITリテラシーExcelとかパソコンのこと…
・本ー図書館に通う。
・映画ー2か月で3本見る。まずはキャッツ
・お酒ーバーに行く
・見た目ーいい靴を買う(ヒール)ゲット!、スカートをはく(たまにはいたりしてる。体型の割にふくらはぎが結構きれいなので)、メイク(これはもう一生の悩み)

その他仕事:
・動画をなんとかする…(さぼってます。。。だめだ。頑張って再開したい。中国でおもしろいことをするためには動画がいちばんよさそうです)

継続すること:
・走ることー5kmを週に2回。無理なく続けらるように(七月10kmマラソンでます。ここ一週間くらいちょっとさぼっていて、やっぱり走らないと肌の調子が悪い!去年は秋以降完全に走ることをやめてしまったので、自分のペースで継続)

行きたいところ:
バー・ジュニパー (BAR JUNIPER ) - 大江橋/バー [食べログ](北新地のジン専門店)
オールドインペリアルバー | 帝国ホテル 大阪 | 天満・桜ノ宮・南森町エリア
かんのみほ

高野山

  • 2020年下半期の目標

キーワードは「刺激と継続」。小さくまとまったり、ルーティーンの海に沈んだりしてしまうと人は一瞬でおもんない人間になってしまいます。今それを非常に痛感してまして、守りたいものを守るために、自分がどんどんおもんない人間になっていってしまうのではないかという。

先週の金曜日に大学時代の親友が飲み会の帰りに家に来てくれて、いろいろ将来の話をしたりしました。家に人を呼ぶのがかなり久しぶりだったこともあって、全力で家を片付けたり物を捨てたりしていて、「あー。たまにはいつもとちがうことしなきゃな」って思ったり。

あとは、今はあんまり結果が出ない時期かもしれないけど、いろんなことをこつこつやって長い目で物事を考えて行けたらいいなと思います。

 

2020年折り返し、よい六か月間になりますように。

 

日記:言葉がとげとげしい人(考察と自己肯定)

言葉がとげとげしい人へ

 

環境がそうさせるのか、言葉をかける相手がポンコツすぎるのかなんなのかわからないけど、なるべくとげとげしくない言葉を使うとコミュニケーションがもっと円滑になるだろうにと思います。

 

言葉に敏感な人とそうではない人がいるので、自分の言葉がとげとげしいのかどうなのかっていうのがわからないかもしれないけど。

外国語を使っていても、「あ、いま使っている自分の表現がとげとげしいな」と思えるくらいになったら結構いいかんじなんだろうなー(雑)と思ったりします。日本人が中国語を話しているときとかも、たまに外国人だから許されている節などあると思うことがあります。

(あれ、これだと遠回しに自分の中国語が結構いいかんじだと言っていることになってしまう。)

言葉に敏感でいたくて、言葉を大切に使いたくて、面白い言葉遣いをしたいけど、

言葉じゃお金は稼げないんだよなぁ〜

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やさしい世界(日曜午後の”てんしば”)

 

結局この弱肉強食の世界では、とげとげしくたくましく強く鈍感に生きることでしか、人は生きていけないのかもしれません。

 

抱きしめられたいです。

日記:尋常じゃないほど人なつっこい人

周りにいませんか?尋常じゃないほど人なつっこい人。

正直苦手です。

苦手なタイプは誰にでもあると思いますが、うさんくさい人が苦手です。

つむいでいる言葉が一人歩きしている人、言動が一致していない人が苦手です。

どうしても利害関係と波長を同じくらい大事にして人付き合いをしているスタンスなので、ギブアンドギブでラブアンドピースみたいな人が苦手です。

 

だから、友達が少ないです。

 

よろしくお願い申し上げます。

 

読書:打算と直感のあいだ

今日のタイトル由来の小説ー江國香織辻仁成のコラボレーション小説『情熱と〜』も、『右岸』『左岸』も高校生のときに読んで以来、とても好きです。

 

あと、辻仁成Twitterはいまの憎しみとマウントの掃き溜めでしかないツイッタランドにおいてほぼ唯一好きな、オアシスのような存在だと思っています。

全く書きたかったことと関係ない始まり方をしてしまった。

さて、今週末は久しぶりに親友と飲みに行ったり、阪急電車能勢電鉄に乗ってトレイルランをする人横目にてくてく歩いたり、今日は有給を取ってカフェでぼーっとしたり平日のど昼間のがらがら映画館で映画『パラサイト 半地下の家族』をやっと観たりしていました。

tabelog.com

改めて、この失われた二か月はいったいなんだったんだ…という思いでいっぱいです。

失われた日常を早く取り戻したい。気付いたら2020年が半分終わっちゃう。

 

最近はなんとなく外国語専攻出身のキャリアについてとりとめもなく考える機会が多くって自分を振り返ったりしていたのですが、ある程度打算的になりつつも、直感に身を任せてやりたいことや夢を追うことのバランスってすごく重要だと思います。

中国語を使いたいからっていう理由だけで全く興味のない仕事を選ぶべきではないし、駐在だっていつできるかわかんないし、ていうかなんでそもそもそんなに中国語使いたいの?って、中国語できる?中国が好き?中国のことに詳しい?永遠に自己紹介と好きな食べ物と語学留学のなんちゃってしょぼしょぼ留学を半年だか一年そこら経験しただけで、何を以てそんなにマウントがとれるのか?と、三分の二くらい自分にブーメランにかえってくるようなツッコミを入れたくなったりするわけです。

日中国際恋愛?HSK6級?日中友好イベント?はい、ありがとうございました。

 

転職することが決まった時に、中国人のある友達が私に言いました「理念だけでは飯は食えない」。これからも、暖炉のようにふつふつと燃える火を心の中に灯しつつ、森のような大きな心で、ちょっぴり打算的に、まっすぐに生きていきたいなと思います。

 

生コンプレックスなので、こういう生き方は嫌だなとかダブルディグリーで学部留学したかったとか、生まれ変わったらデータアナリストになりたいとかいろいろあります。もうちょっと時間を見つけてキャリアのこととか、人生観とかを記していけたらいいけど。

 

「べつにかまわないよ。僕は時間のあり余ってる人間だから」
「そんなに余ってるの?」
「僕の時間を少しあげて、その中で君を眠らせてあげたいくらいのものだよ」

村上春樹ノルウェイの森(上)』

この一節がすごく好きで、私もこんな感じで誰かが眠れることができるくらいの時間を惜しみなくあげられるようなひょうひょうとした人間になりたいです。

 

おやすみ、日本。とんとんとん。

 

 

 

日記:そんな日もある

食通のインスタグラマーの人が二週間くらい前に「アクアパッツア」なるものを作っていて、次の日にはしっかり残り汁でパスタを作って食べていたのを見て、うらやましくなって機会があったらぜひ作ろうとここ二週間ずっと思っていました。

 

食料品の買い出しはだいたい土日のどちらかで、近くの市場か業務用スーパーに行くのだけど、この週末やっと鯛の切り身を買って、今日はぜったい「アクアパッツア」をつくろうと楽しみにしていた。

残念なことに「アクアパッツア」という文字面だけで興奮してしまい、魚と大量にみじんぎりにして冷凍しているニンニクと、オリーブオイル以外、何も用意しておらず。

あ、白ワインいるんや。って思ってとりあえず近くのセブンイレブンに行って、あまり美味しそうではない小さな白ワインを見つくろう。そういえば、オリーブもいるらしい。おつまみコーナーとカンカンコーナー、パック入りの冷蔵お惣菜コーナーを見る。ない。それらしきものといえば、さんまときのこのオリーブオイル煮しかない。それはちょっと違う。

結局小さな白ワインだけを買って、家に帰ってレシピを見ると、あれ、ミニトマトもいるの。ミニトマトもない。さっき見てくればよかった。。

結局、「アクアパッツア」ならぬ「鯛のオリーブオイル白ワイン煮」を食べた。なんかあんまりおいしくなかったけど、三匹つくって一匹半あまったから、明日のお昼はあんまりおいしくない(ことがほぼ確定している)パスタを食べようと思う。オリーブオイル増やしたらおいしくなるかも。

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自家製サングリアビアンコ〜711の白ワインベース〜

白ワインが半分以上余ったので、冷蔵庫にあったオレンジを切ってぶちこんで、サングリアを作ろうとする。多分浸す時間が足りないけど、とりあえず飲もうと思って、Amazonで今日届いたレモンしぼり器をつかってさらにオレンジの果汁を足して、さらにソーダで薄めて飲む。あんまりおいしくない。

何が足りないんだろうと思って、チャールストンというパッションフルーツのリキュール(大学のときにバイトしてたビールバーにあったやつ。閉店後のお店のドリンク飲み放題オールナイト飲み会で大学生たちがきゃっきゃして飲む悪魔のようにおいしいお酒)をちょっと混ぜて飲む。ぱっとしない。

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ちょっとケチった半分だけの冷凍レモンサワー

そんな感じで、最近はどこにもいけない鬱憤を晴らそうと、ひたすらにバーおひみという名前をつけて、自宅バーの取り揃えをちゃくちゃくと増やしています。

早くお酒飲みに行きたいなぁ。

美味しいお酒を飲むたびに誰かや昔飲んだいい場所を思い出すことがあると思うけど、私にとってのそのうちのひとりは高校の時の先輩でいまはウイスキーをつくっておられる方だなぁと思います。お酒のたのしさを教えてくれた方です。薫製食べたい。

 

そういえば、このお酒棚はコロナがひどくなる前に大阪鶴浜のIKEAシャトルバスで行って買ったものだけど、バス停まで自転車で行って梅田駅の近くに止めていたら、駐輪禁止の場所だったみたいで気付いたら港区の自転車置き場まで持っていかれていて、次の週末になくなく一人で車を借りて取りに行ったんでした。なんばの駅前の人通りが多いところ、運転するの怖すぎた。

 

そんな日もある。