散文と中文

神戸市外大中国学科卒業。復旦大学国際交流学院留学。中国語と中国と共に生きる自称エッセイスト。

旅行:失われた感受性と創造性を取り戻す四国一人旅④

三日目 2022/5/29

コロナ対策のため人数制限をしているけれど、朝はそんなに混んでいなかった。外にいる予約担当の人たち、多分人材派遣か何かの人たちなのかおそろいのオレンジのTシャツを着て、年齢もまちまちであんまり愛想のない感じ。お風呂は熱め。

工事は2024年の12月まで。また全貌が見れるようになったら行ってみたい。他の二つのお風呂も行きたい。

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歩いていて楽しいまち。お土産もの屋さんもスイーツ屋さんもみかんジュース屋さんも朝から空いているし、綺麗だし。駅にあるスタバは行かなかったけど、ちらっとみていたら「JIMOTO made Series」の愛媛県版マグがかわいかった。「砥部焼」のマグ。

www.starbucks.co.jp

そういえば砥部町ってあったな〜最近はやきものにも少し興味を持っている。父方のおばあちゃんがやきものをしていて、昔個展を開いたりしていた。多分いまはあんまり作っていないけど、小学生の自由研究で蚊取り線香置きをつくらせてもらったり、おばあちゃんの作った食器を今でも大阪で使っている。

昔は全然わからなかったけど、丹波で食器を買ったり、仕事で某県のやきものを見たりしているとそれぞれの場所で本当に特徴がばらばらでおもしろい。

次中国に行ったら景徳鎮に行きたい。

 

道後温泉のお寺も行ったら猫ちゃんがいた。

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松山に移動して、松山城へ。日本に現存している天守は12。そのうちのひとつである。(これも最近やっと覚えた。。ちなみに12がどこかはそらでは言えないと思う)

この日は非常に暑くて登るだけでかなり疲れた。Google Map にだまされて、まちがって「坂の上の雲ミュージアム」のほうに行ってしまって絶望した。

お城の中はとてもきれい。多言語化繁体字簡体字に分かれていたりとちゃんとしていて観光にお金をかけているいいまちだと思った。旅前の「知ってもらう」プロモーションも大事だけど、旅中の受け入れ態勢整備もとても大事だと思う。海外旅行中、シームレスに動けるとストレスがないもんね。(苦労して目的地に着くのも海外旅行の醍醐味だったりはするけど)

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  • 高松vs松山

松山のまちを歩いていて、きれいなまちだなと思った。思っていたよりもはるかに都会だった。ふと、高松とどっちが大きいのかと思って調べると面白い記事があった。

そもそも四国民のあいだでは高松vs松山が永遠のバトルだということを知らずに四国に行っていて、そこに行って初めて気づくという。。汗

j-town.net

宇和島で鯛めしを食べることができなかったので、松山城へ行く途中で食べる。

お昼だったが構わず命の水を頼んで、生き返った。柑橘のサワーもあって、ひろめ市場で飲んだ柑橘まるっとサワーが美味しすぎたのでそちらとかなり迷ったが、ここは命の水を補給すべきだろうという結論に至った。写真がオレンジすぎるなぁ。とっさのホワイトバランスの調整がまだうまくできない。

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  • サイクリストのオアシスへ

ここから恥ずかしい話。今治に移動して、本当はいろいろ回ろうと思ったのに2泊3日フルフルで動いていたので体力が持たず、どうしようかと思っていたら温泉があるという今治駅の広告を見つけて迷わず行く。フェリーまでの数時間、結局ここでお風呂&サウナ&仮眠で体力回復。

旅が久しぶりすぎて、一人旅スキルが完全になまっていた。体力の限界が生じた時のことを考えるのを完全に忘れていた。昔は中国や台湾で一人旅していた時、よくカフェでぼーっとしたりホテルに早くチェックインして昼寝したりしていたのを思い出した。

ここはしまなみ海道をサイクリングする「サイクリスト」たちのオアシスと呼ばれているらしい。中も綺麗だったし、かなりよかった。

しまなみ温泉 喜助の湯 | 天然温泉 | サウナ | カプセルホテル

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お風呂でスッキリして、フェリー乗船前に今治久留米ラーメン。もはや四国でもなんでもない。ラーメン屋で白ごはん餃子セットを頼みながら「旅の終盤がややグダるのは仕方ないよなぁ」と思う。コンビニ飯をしたり、四国の景色も慣れてしまってカメラを手に取って写真を撮ることも少なくなったり。

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  • 過去イチ快適なフェリー旅

私のフェリーデビューは、おそらく神戸〜高松の「ジャンボフェリー」である。それから今まで、舞鶴〜小樽「新日本海フェリー」に乗ったり、大阪〜上海「鑑真号」に乗ったり、稚内利尻島ハートランドフェリー」に乗ったりしたが、今回のフェリーは過去イチで本当に最高だった。

ジャンボフェリーでは朝方5時に爆音のオリジナルソングで起こされるし、

仕事で行った稚内利尻島は1~2時間の乗船時間にも関わらず、冬の海の揺れがひどすぎて吐く寸前まで船酔いしてカーペットに脂汗をかきながらのたうちまわっていたし、

日中友好交流で乗った鑑真号は、台風のせいで24時間海の上で待機しなきゃいけないし、

なので今回の船は個室だしきれいだしスタッフの方も非常に丁寧だし、初めてまた乗りたいと思ったフェリーだった。

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4時ごろ、ほぼ大阪南港近くにて。

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これにて、四国旅日記以上!感受性を少しは取り戻したかなと思いつつ、相変わらず目の前のタスクにやられているけど。また旅に行けるといいなぁと思います。

お遍路巡りはまだまだ終わっていないし、ご飯が美味しくて自然いっぱいな四国が好きなので、これから何回も行くことにはなるかな。