散文と中文

神戸市外大中国学科卒業。復旦大学国際交流学院留学。中国語と中国と共に生きる自称エッセイスト。

日記:大阪天満宮の黒猫

今日の夕方、散歩をしていたら大阪天満宮に黒猫がいた。女の人がひとりいて猫を撫でていて、話を聞くといつもここにいるらしい。猫は人慣れしているようで逃げもしないので、うまく写真を撮れた。かわいい。

大学最後の一年、鉄人28号で有名な、神戸の新長田というところに住んでいたことがある。家の近くに二匹やたらと人懐っこい猫がいたのを懐かしく思い出した。一匹はかなりのかまってちゃんで、もう一匹の方をずっと撫でていると俺も撫でろと言わんばかりに割り込んで求めてくる。私が好きなちょっとおとなしいほうは、お腹をなでるとあおむけにごろんとして伸びるのでとてもかわいかった。

結局のところ一年住んだ新長田という土地は今まで住んだ場所の中でいちばん好きになれなかった。向かいの家からはたまに子どもの泣き叫ぶ声が聞こえてきたし。新長田のいい思い出は、二匹の猫と、小豆島を愛するくせのつよいマスターがいるワインバーと、家の近くの銭湯だけだな。もう、行くことはないだろうけど。

八月になった。健康に留意しながら、継続するべきことをこつこつと継続する一か月にする。

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